20210608アデュカヌマブ 

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本日はこの話題です。
このブログでも何度も話題にしていた薬がついにアメリカのFDAで認可されました。

ということは日本でも今後認可される可能性が非常に高いと思われます。
昨日の株式市場でも「エーザイ社」の株を高騰し、ストップ高の状況になり、1日で19%ちかく上昇しています。

というのも、この薬が世界的に使われ出しますと、年間1兆円の売り上げになることが予想されているからです。

この薬は1年間で医療費として610万円かかると想定してある薬剤です。

現時点で日本では4種類の抗認知症薬に対して約1300億円の医療費が使われています。

この「アデュカヌマブ」に対しては、全ての認知症患者さんに使える薬ではありません。
「アルツハイマー型認知症」のみに使われる薬剤であり、その「アルツハイマー型認知症」でも初期の状況の患者さんのみしか使うことのできない薬と考えていいです。

ちなみに現在、既にアルツハイマー型認知症の診断を受け、抗認知症薬の投与が行われている患者さんは対象から外れると思って間違いありません。

現時点で日本でまだ認可されていませんので、認可されていると仮定して
①認知機能低下がわずかで、社会生活が普通に行えている
②アミロイドPET・タウPET(何れも自費で30万円程度)で陽性所見
③脳脊髄液などでの確認
④全身状況・採血などを併せて適応を検討する。

こういう手順を踏んで治療になります。
時間的な問題、経済的な問題も含めて対応できるケースに限られますので、使える患者さんは、それほど多くはないと考えます。

根治的な治療方法のない疾患だっただけに、「希望の光」であることは間違いありません。

今後の行く末に注目していきたいです。

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介護保険料

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本日は介護保険料の問題についてです。
5月15日の新聞記事からです。

ご存じのように介護保険制度2000年に始まり、先進国の中でも圧倒的な早さで高齢化が進む日本では、切り札のような施策であり、韓国・中国だけでなく、他の国にも強く影響を与えている制度です。

いいろんな意見はあり、功罪相半ばしますが、それなりに効果が大きいのではないかと個人的には思っております。

2000円には介護保険の1ヶ月負担費用は2911円でしたが、全国平均で6000円を超える見通し担ったと言うことです。
患者さんによっては、収入の多寡によって2割負担もいらっしゃいます。

実はあまりしられていないことなんですが、市町村によっても随分値段が違うのです。
この記事にも記載されていますが、都道府県別で言いますと、大阪府・沖縄県では6826えんですが、千葉県では5385円と1500円も異なります。

市町村でも大きく変わりまして、東京都の青ヶ島村では9800円。逆に安いのは北海道の音威子府村で3300円と3倍の開きがあるのです。

今後、段階の世代の皆さんが介護保険を利用したサービス利用が一気に増えることが予想されます。金額もどんどんあがり、平均的に10000円という時期がくることも大いに予想されます。

収入に応じた細やかな調整も必要ですし、利用者負担も1・2割以外にも3割負担という人もでてくると思われますし、2割負担の収入が今より下げられ、2割負担の人がもっと増える可能性も多くなるのではないかと考えます。

サービス内容の抜本的な改革も必要ですし、in-fomalのサービスの充実も必要になるのではないかと考えます。

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本日は日本におけるアルツハイマー型認知症の介護負担についての報告になります。

この問題は避けて通れません。

お金と時間と精神的な負担がかかります。

 

介護人が多ければ負担割合は減ります。

精神的にも楽になります。

 

経済的にも潤沢であれば、自分での介護を極限まで減らすことは可能です。

 

何れにしても、程度の差こそあれ、どこの介護をされている家族にとっては大きな問題になります。

 

雑誌:Journal of Alzheimer's disease : JAD. 2021;81(1);309-319

 

著者:Dr. 池田 俊也(国際医療福祉大学)

 

表題:Economic Burden of Alzheimer's Disease Dementia in Japan.

(日本におけるアルツハイマー病認知症の経済的負担)

 

(目的&対象)65歳以上の日本のアルツハイマー病患者を対象に、2018年度の年間医療費や介護費、さらに家族による個人的な介護ケアの費用や生産性の損失がどの程度かについて調査を行った。

(方法)文献レビューによるレポートを用いて、臨床的認知症尺度(CDR)スコアにより疾患重症度で分類したうえで、アルツハイマー病の医療費と介護費を推定した。
 介護に費やされた時間的コストは、2069歳のアルツハイマー病家族の介護による生産性の損失とすべての個人的な介護ケアの費用として算出した。


(結果)
①アルツハイマー病の総医療費は、1730億円であった。そのうち86%に当たる9,230億円は、アルツハイマー病の治療薬(1,510億円)以外の医療費であった。

②重症度別のアルツハイマー病の治療薬以外の医療費は、CDR-0.5(認知症疑い)、CDR-1(軽度)、CDR-2(中等度)では2,000億円未満であったが、CDR-3(高度)では4,470億円(48%)に増加した。

③公的介護費は、47,830億円と推定され、重症度に応じて増加が認められた。

2069歳のアルツハイマー病家族の介護による生産性の損失は、15,470億円であり、すべての個人的な介護ケアの費用は、67,720億円であった。

(結論)アルツハイマー病によるコストは、日本における公的医療費、介護システム、その家族に対し、多大な影響を及ぼしている。アルツハイマー病による経済的負担を最小限に抑えるために、健康寿命を延ばすための取り組みが重要となるとしている。

 

常識的な結果であります。

認知症の程度が強くなれば強くなほど、介護度で言えば要介護度が上がれば上がるほど、たくさんのお金と時間が必要になるわけです。

 

ですから健康寿命の延伸が最も大事なことになりますし、政府の認知症に対する予防施策についても大きなウエイトを占めるようになると考えます。

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