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リバスタッチパッチ(イクセロンパッチ)の副作用は一番多いのが皮膚障害(スキントラブル)です。

 不思議なもので認知症の患者さんは、パッチの存在感に気付かない際はあまりトラブルがおきませんが、ある日パッチの存在に気がつくとスキントラブルがおこりだしたり、はがそうとしたりします。

4.5→9→13.5→18mgと徐々にステップアップしていくわけですが、9mgまではまず大丈夫と考えています。

9mgから13.5mgにupする際に1つの関門があります。

ここをすんなり越えても13.5から18mgにupする時が問題になることも多くあります。

ですから9mgにあげるまでは、スキントラブルの話はあまりしません。9mgから13.5mgへあげる際に一番時間をかけて説明します。もちろん①慣れること ②リンデロンVG軟膏を塗布することなどで十分対応可能なんですが、やはりそれより大事なことは皮膚の問題がないかを介護者に十分確認していただくことと考えています。

そうすることによって早めの発見。早めの対処が可能になって大きな問題にならずに済むことが多いようです。

認知症の診断・治療・介護者の対応・社会的資源の活用など初診時からたくさんの問題がありますので最初はそこを十分に説明し、9mgから13.5mg、それがうまくスルーできたら、13.5から18mgの段階を十分注意していただくことがだいじになります。

場合によっては9mgの状態を規定された4週間よりも長く使ってもいいのではないかと考えています。

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昨日アクロス福岡で話して参りました。

参加者は30人程度でした。主は薬剤師さんで数人ですが、お医者さんもいらっしゃたようです。

1時間あまり薬剤師さんを念頭に話をしてまいりました。
特に抗認知症薬4剤の使い分けについて私なりの考え方を話しました。

私の最近の考え方として
①患者さんが認知症の中でどのstageにいらっしゃるかを十分考えて治療する。
②中核症状も周辺症状についても、どのような症状に対して、どの薬がどのように効果をだすかを考えて投薬する。

という2点が大事であると思っています。

実例を交えながら、まずまず納得できる話ができたのではないかと考えています。

薬剤師さんは皆さん熱心でたくさんの質問もいただきました。
また、個別の相談もありました。

やはり抗認知症薬と言うと「アリセプト」の印象がたいへん強く、どのような症例に対しても、まずアリセプトというスタンスがあることを痛感しました。もちろん悪い選択肢ではありませんが、現状を十分検討して違う選択肢があるもしくは選べる状況について理解していただければと思いました。

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 今週土曜日はアクロス天神にて福岡薬物治療研究会があり、そこで「認知症の診断と治療」について講演する予定になっています。

 実はこの会は3年前にも「頭痛の診断と治療」というタイトルで講演させていただいた会で、テーマを変えてまたお話させていただくことになりました。

 昨年アリセプト発売12年ぶりに「メマリー」「レミニール」「リバスタッチ・パッチ」(イクセロン・パッチ)が発売され、おおよそ1年経過し、それぞれの薬剤を使った実感、使い方、特性などが徐々にわかってきましたので、基本的な認知症の話に加えて抗認知症薬の使い方などについて講演させていただくこととなりました。

 このような会はもちろん今まで何度もありますので、今までと大きな内容の変更はありませんが実際的な薬剤の使い方・ポイントなどについて話せればと考えています。

 4剤使えるようになり治療の選択肢が広がり、患者さんにとっては非常にmeritがあることですが、まだまだ一般的に4剤を使いこなすというところまでは至ってないのげ現状だと思います。

 そのために少しでも役に立てばと考えています。

 頑張ります。

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