アリドネパッチ
[[img(https://care.blogmura.com/ninchisyou/img/ninchisyou88_31.gif)]]
[
https://care.blogmura.com/ninchisyou/ranking.html にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ(文字をクリック)]
ランキングに参加しています。クリックをお願いいたします。

本日はタイトル通りのお話です。

「アリセプト」は1999年11月24日の発売で、25年目の薬剤です。
世界的に初めてアルツハイマー型認知症ならびにレビー小体型認知症の薬となりました。

全世界で売れた薬剤で、「アリセプト」を作った製薬会社の屋台骨を支えたといっても過言ではありません。

副作用として「元気になりすぎる」→「攻撃的になる」こともあれば、「食欲低下」といった副作用が有名です。

そういう歴史的にも長い経過のある薬剤ですが、本年3月に興和から「貼付剤」として再度発売されることが決まりました。「貼付剤」にすることで、そういった副作用が軽減するものと思われます。

製品名「アリドネパッチ」は当院では治験をしておりませんので、全く効果のほどについてはわからないのですが、もともとが「アリセプト」とおいう大変よく知っている薬剤なので、安心感ならびに使用感というのがありますので、副作用がしんぱいになるような患者さんや、「貼付剤」があまり問題ないと言われる患者さんなどでは安心して使用できるものと思われます。

現時点では製造承認が下りただけですので、詳しいお話は全くわかりませんし、値段についても公表されておりません。ですが、現在、発売されている「アリセプト」の貼付剤ですので、その値段を基準に発売されることが予想されますので、それほど高い薬価にはならにものと考えています。

いずれにしても使用する我々としては選択肢が広がることは大歓迎ですし、今後の薬剤の詳細がわかるようになるのを楽しみにしております。

池田脳神経外科 092-589-0150

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/

池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc

頭痛日記  http://headacheikeda.livedoor.blog/

認知症日記 http://dementiaikeda.livedoor.blog/

You Tube(池田脳神経外科公式チャンネル) https://studio.youtube.com/.../UCvzun1zl.../videos/upload

読売新聞レカネマブ
[[img(https://care.blogmura.com/ninchisyou/img/ninchisyou88_31.gif)]]
[
https://care.blogmura.com/ninchisyou/ranking.html にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ(文字をクリック)]
ランキングに参加しています。クリックをお願いいたします。

このブログでも何度か紹介しました新しい認知症の薬「レカネマブ」ですが、1月7日でアメリカでの承認がおりました。
一歩一歩前に進んできました。

以前も大きなハードルがまだいくつかあると書きましたが、そのハードルの中の一つを越えることができました。

ただし何度も書きますが、これでど~んと前向きにスタートするわけではないと思われます。使用できなくなった抗認知症薬「
アデュカヌマブ」という薬もこのハードルは越えたわけですから、ここをclearすることは想定の範囲内です。

また、この承認と前後して「レカネマブ」投与で3例目の死亡例がScience誌に報告され、注目をあびています。
 Science News. Dec 20, 2011(doi: 10.1126/science.adg4937)

まだ
、延長試験が米国では続行中ですので、この経過については十分注目していかないといけません。

金額についてですが、350万円程度という報告がなされました。思った以上に安い設定ではありますが、それでも高額の医療費になることは間違いないわけです。

全てのアルツハイマー病患者が使えば国は滅びます。ですから以前も書きましたように、一定の患者さんという制限が設けられるはずです。

A)患者側要件

1)年齢 2)認知機能 3)pureなアルツハイマー型認知症(脳脊髄液検査/PET)
4)脳血管障害が全くない(特にアミロイド脳症)

B)使う医師側の要件

1)一定の条件を備えた医療機関(MRI/CT/入院施設)
2)専門医は必須   3)一定の治療経験

こういったものをclearした患者さんで、かつ高額な医療費や副作用の発現、定期的な医療機関への確実な通院や画像検査など、多くのclearすべき問題があるようです。

ですが、今後の経過について大変興味深く注目していますし、いい結果になることを祈念しています。

池田脳神経外科 092-589-0150

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/

池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc

頭痛日記  http://headacheikeda.livedoor.blog/

認知症日記 http://dementiaikeda.livedoor.blog/

You Tube(池田脳神経外科公式チャンネル) https://studio.youtube.com/.../UCvzun1zl.../videos/upload

朝日新聞
[[img(https://care.blogmura.com/ninchisyou/img/ninchisyou88_31.gif)]]
[
https://care.blogmura.com/ninchisyou/ranking.html にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ(文字をクリック)]
ランキングに参加しています。クリックをお願いいたします。

 本日が2022年最後のブログ更新になります。

 今日のテーマは12月28日朝日新聞の投稿コーナーでのディベート?
「どう思いますか? 高齢者の運転」というお話です。

 おそらく先日福島県での97歳の高齢者の運転する車が歩道を暴走し、40歳代の女性を死亡したという事件を受けて12月10日運転免許の定年制を導入してはという投稿への賛否両論の意見が掲げられた。

 この投稿は大変きちんとした内容で、免許返納した高齢者のその後の生活にも踏み込んだ意見を述べていて、一見の価値ありと思われる。私も定年制の導入は必要だという意見には理解できる。

 少なくとも免許を持てる年齢が18歳以降と決められている。モータースポーツのF1ドライバーでさえも18歳にならないと公道が走れないということになっている。これに異論がある人はいないと思われる。
であるならば、逆に目・耳・運動機能・反射神経などが老化していき、機能低下がすすむ一定の年齢に定年もしくは卒業年度を設定するのはおかしくない。

 もちろん、一定の条件をclearした高齢者には免許を再度交付するというシステムにすればいいと思っている。75歳もしくは80歳が現時点では妥当な年齢だと考える。

 意見の中にもあるが「不便」でも「不幸」よりはいいのである。また、80歳に人からは高齢者の生活圏を守れるのか?という意見もある。これも理解はできる。しかし、前もって定年もしくは卒業が決められていれば、そこに向かっていろんな準備をしていくだろうし、逆に若い人と同じ能力が担保されれば継続も可能とすることで、ご理解いただけるように思う。また、同様の意見「踏ん切りがつく」も見られた。

  悲惨な高齢者の事故を防ぐためにも。この議論を高めることが重要である。常日頃、この件に関与している。前もって家族内で議論を重ね定年/卒業された高齢者をみると決して悪くないと感じている。
  
  以前にも新聞記事で前もって準備することで豊かな暮らしができている。体力・筋力が下がってしまって車がないと全くもってこまってしまうようになると、しがみついて離れなくなる。ですから前もって定年/卒業があれば、その前の段階からライフスタイルを変えていかないといけなくなるので、それがいい結果になっていくのではないかと思っている。


  1年間大変ありがとうございました。
  また、来年もブログをupしていく予定です。
  もっとこまめにupすることを目標にしていきたいと思います。


池田脳神経外科 092-589-0150

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/

池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc

頭痛日記  http://headacheikeda.livedoor.blog/

認知症日記 http://dementiaikeda.livedoor.blog/

You Tube(池田脳神経外科公式チャンネル) https://studio.youtube.com/.../UCvzun1zl.../videos/upload

↑このページのトップヘ