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今回も最新の研究報告からです。

高齢化が進み、心房細動という不整脈の患者さんが増えています。

心房細動は長嶋監督・オシム監督・小渕首相などが心房細動から心原性脳塞栓症をおこし注目をあびた疾患です。

もちろん心房細動があれば脳梗塞をおこしやすい。そのため脳血管性認知症をおこしやすいと考えるのは非常にわかりやすいのですが、最近はアルツハイマー型認知症もおこしやすいという話になっています。

雑 誌:Journal of Internal Medicine(2019/3/2)

著 者:Dr.Lina Ryden(スウェーデン・ヨーテボリ大学)

目 的:2000~01年、70歳の被験者561例について、諸検査を75歳時と79歳時にfollow-upした。
70歳時の心房細動は、ECG、代理報告、National Patient Register(NPR)により確認した。
70歳・75歳・79歳の脳卒中は、自己報告、代理報告、NPRにより確認した。
ベースライン時およびフォローアップ時の認知症は、神経精神学的検査、代理報告、NPRに基づき、DSM-III-Rで診断した。

結 果:
/緩失抛阿鰺する参加者は、12年間のフォローアップ期間に認知症リスクがほぼ3倍に増加した。

∪別で層別した場合に男性のみ(HR:4.6、性別と心房細動の交互作用:p=0.047)
APOE対立遺伝子ε4の非保有者のみ(HR:4.2、APOEと心房細動の交互作用:p=0.128)で認められた。

心房細動による認知症の人口寄与危険度は13%であった。

結 論:無症候性脳血管リスクの指標としての心房細動の関連をさらに調査する必要がある」とし、また「心房細動の患者は認知症状を検査されるべき」と提言している

昨今の研究会などでも心房細動が心臓・脳梗塞だけでなく、認知症の危険因子であるという報告が大変ふせています。
この前向き研究でも同様の報告です。

高齢になれば心房細動自身はおこしやすい疾患です。
はやめの抗凝固療法の導入だけでなく、定期的な認知機能checkが必要な洋です。

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今回は最新の研究報告からです。

認知症予防には地中海式食事がいいという話しがありますが、あまり大きな話題にはならないですし、大きなエビデンスにはなっていません。ここで今回は認知症の発症に中年期の食事がいかに関係しているかという論文になります。

雑 誌:JAMA2019 03 12:321(10):957-968

著 者:Dr. Tasnime N. Akbaraly(モンペリエ大学/France)

まとめ:中年期の食事内容とその後の認知症発症リスクに、関連は認められない。

対 象: 1991~93年時点で認知症の認められなかった8,225例を対象に調査を行った。
被験者は、平均年齢50.2歳(SD 6.1)、男性が5,686例(69.1%)だった。

方 法:11項目の食事内容を3期にわたり評価し、認知症発症者を追跡した。

1985~88年にコホート試験を開始し、1991~93年、1997~99年、2002~04年に食事摂取内容に関する評価を行い、2017年3月まで追跡して認知症発症との関連を調べた。

結 果:11項目の食事内容では認知症発症との関連性みられず、中央値24.8年(四分位範囲:24.2~25.1)の追跡期間中に認知症を発症したのは344例だった。

1991~93年、1997~99年、2002~04年の11項目の食事内容と認知症発症率には、いずれも関連は認められなかった。

ただし、食事の質が悪い群では、食事の質が普通~良い群に比較して認知症の発症率が有意差はないものの高い傾向になった。

まあ、常識的に落ち着くところに落ち着いています。
全く関係ないことはないけど有意差がでるような話しではないということのようです。

でも気をつけた方がいいですね。

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今回は最新の研究報告からです。
大崎研究は東北大学で継続している研究で、九州大学の久山研究と同じような前向き研究になります。

タイトル:高齢日本人の認知症に対する7つの危険因子の共同の影響:大崎コホート2006研究
(Joint impact of seven risk factors on incident dementia in elderly Japanese: the Ohsaki Cohort 2006 Study.)

雑 誌:Journal of Neurology(2019/3/2)

著 者:小瀧 由美香(東北大学)

まとめ:認知症発生の主要な危険因子として、糖尿病、高血圧、肥満、身体不活動、重度の精神的苦痛、喫煙、低学歴がある。大崎コホート2006研究において、これらの7つの危険因子の総数で人口寄与割合(PAF)を推定した。
その結果、危険因子総数を減らすことが認知症発生リスクの減少に有意に寄与することが示唆された。

対 象:65歳以上の8,563人の地域在住者が対象のコホート研究である。

ベースライン調査(2006年)では、7つの主要な危険因子(糖尿病、高血圧、肥満、身体不活動、重度の精神的苦痛、喫煙、低学歴)に関するデータを収集した。

危険因子の総数を曝露変数とし、危険因子の総数(0、1、2、3以上)により参加者を4群に分類した。認知症発生に関するデータは、介護保険データベースを参照した。

ハザード比(HR)および95%信頼区間(95%CI)は、Cox比例ハザードモデルを使用して推定した。さらに、HRとコホートデータにおけるリスク保有割合からPAFを計算した。

結 果:
577/8563人(6.7%)で認知症が発生した。

危険因子の総数と認知症発生との間に用量反応関係が観察された。

G齢・性別で調整したHR(95%CI)は、危険因子がなかった群と比べ、
危険因子が1つの群で1.25(0.92~1.70)
2つの群で1.59(1.18~2.15)
3つ以上の群で2.21(1.62~3.01)であった。

せ臆端圓隆躙碓?劼料躾瑤全員0個になった場合、PAFは32.2%となる。

セ臆端圓隆躙碓?劼料躾瑤諒類が全体的に1段階改善した場合、PAFは23.0%となる。

結 論:危険因子の数を減らすことが、認知症発症の危険性を下げることに寄与している。

当たり前と言われれば当たり前の結果ではありますが、一般住民への前向き研究ですので、大変意味のある論文です。

以前も書きましたが中年期~壮年期は生活習慣病予防。
老年期に入れば、活動量・運動量を増やし、社会的活動を行い、痩せないようにすることなどが認知症予防には大切な事だと思われます。

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