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本日は、注目のこの話題です。
TV・新聞では大変注目されたお話です。
同じような話で「アデュカヌマブ」という薬が以前から話題になりましたが、最終的な結論としては、保険適応できない薬。つまり、我々は使えない薬になってしまいました。
理由はコンパクトに書くと①効果 ②副作用 ③金額です。
何れも満足できるものではなかったということです。
今回の「レカネマブ」については、現時点で私がわかっていることは
プラスの点では
①27%症状の進展を抑制できたのは、大きな進歩である。
②副作用が偽薬群0.0%・実薬群で2.8%と許容範囲内であった。
(アデュカヌマブでは副作用も問題になったこと、頻回なMRI検査が必要なことも問題)
マイナスの点
①おそらく境界型(MCI)やごく初期でしか使えないこと
②かなり高額な治療であること
③長期の効果・副作用がわからない事
(これは新しい薬ではあれば必ずある問題ですが)
あくまでも新聞発表でしか知りえない情報を基に私が考えることをまとめてみました。
このような新聞発表が出ると、必ずいい薬が出るんですね。いつから使えるんですか?という話になります。
現実問題として、使えるようになるかどうか全く不透明であるとしかいえません。
治験の話がでるたびに、今既に認知症の人に使える薬ではなく、今は認知症ではないけど、今後認知症になっていく患者さんが使える可能性が0ではないというレベルの話ですよと言うように話しています。
以前、話題になった「アデュカヌマブ」という薬が1年間に自己負担額がアメリカでは500-800万円という金額設定でしたので、金額についても大変大きな問題と考えています。
繰り返しますが、一報がでただけで使えるようになるかどうかは全くの未知数であることを肝に銘じないといけないと思います。
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