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前回に引き続き、介護保険サービスについての話題です。

この4月で介護保険制度ができて丸20年。
少しずつ形態を変えながら継続しています。
問題は「お金・人」だと前回も書きました。

優秀な人材がいても、組織に長続きしないことが常にあります。
介護と離職は切っても切れない関係性にあり、家庭の問題で離職する人もいる反面、多くの原因は3つあると思われます。

①給料 ②休み ③人間関係

です。もちろんこれは、介護だけの問題ではなく、多くの職場に共通する項目なのかもしれません。

①給料については、地域地域によって格差はあるでしょうが、基本的には国からもらえる額は決まっていますので横並び、魅力的に見えるような金額の差はおこりにくいと思います。

②休みについても、国から明確な労働条件が提示されていますので、それに準拠していますので、大きな差がでにくいものと思います。

③人間関係については大きく違いがあると考えられます。
場所によっては、年齢も上・経験年数も上・仕事は雑・周りへの悪い影響を及ぼすような人がいます。もちろん、どんな仕事場でもそのような人はいがちなんですが、そのような環境では人は長続きしません。そうすると、給与・休みも比較的差がない。かつ仕事の内容にもあまり差がない環境ですので、容易に離職となっていくわけです。

現在、不幸にも新型コロナウイルス感染症で世界が不景気になうことは必至です。多くの仕事からあぶれる人がでてくることが予想されます。このような人の一定の受け皿になるのが「介護業界」と思われます。

ピンチを上手にチャンスに変えて、働きやすい職場環境にして、できるだけ離職者を減らすような努力をしていかないといけません。