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いやいや困ったものです。
週刊現代という週刊誌が毎週毎週「医者に出されても飲み続けてはいけない薬」という特集を組んでいるようです。表紙というか新聞の広告欄に出ますので患者さんも気がきではないようです。
 
1回だけの特集ならいいのですが、このように毎週毎週書かれますと、お尋ねいただく患者さんが増えて、外来で時間のロスが生じます。まだ受診される患者さんはいいのですが、受診しなくなる患者さんもおいでになりますので大変問題です。
 
ターゲットとなっている薬が生活習慣病なので、厄介です。
薬を止めてしばらくおいて受診された患者さんの血糖コントロールが極端に悪化した例がありました。
ただでさえコントロールが悪い人が更に悪化し、「週刊誌にこんなふうに書いてあるから止めたい・・・」と
 
「私が今まで話している内容と、その週刊誌の話が極端に違いますので、それを信用されるのであれば、それはそれで結構です。」というような内容をお話しさせていただいております。それはそれで自己責任でもありますので、そこを十分理解されてやめていただくのには問題はないと考えています。
 
認知症についてはアリセプトがやり玉にあがっています。
コウノメソッドの河野先生がきちんとしたことを書いてあって、大変すばらしい内容だと思います。
アリセプトを興奮症状が強い患者さんに出すと更に悪化する。そうです。それは当たり前です。
一定の経験がある先生であれば、そんな話は基本のキです。
 
ですが、新聞広告だけを見ると「認知症患者でアリセプトを内服させてはダメだと」という認識になるような作為的な感じすらしています。
 
週刊現代も大変です。発行部数が伸び悩み、文春や新潮に置いてけぼりされていますから、何とか刺激的なタイトルで読者をあおってあおって、発行部数につなげたいのだと思います。
 
でも迷惑だな~。あまりちゃんとした内容になってないから・・・