8月20日(日)認知症の研究会で大阪に行ってきました。
大変興味ある演題4題に中学の同級生・高校の同級生などにも会えて楽しい1日となりました。
その中で興味ある演題としては「糖尿病と認知症」の密接な関係性についてです。
新潟大学の池内先生のご講演が大変興味深いものでした。
最近JAMAICA Neurologyという雑誌にでて論文を引用されていて、
アメリカで行われた前向き研究でARIC studyという論文からアルツハイマー型認知症の危険因子として
①年齢8.06倍 ②apoE4 1.98倍 ③糖尿病1.77倍 ④喫煙1.41倍 ⑤高血圧1.39倍 ⑥教育歴1.37倍
というデータを見せていただきました。
アメリカで行われた前向き研究でARIC studyという論文からアルツハイマー型認知症の危険因子として
①年齢8.06倍 ②apoE4 1.98倍 ③糖尿病1.77倍 ④喫煙1.41倍 ⑤高血圧1.39倍 ⑥教育歴1.37倍
というデータを見せていただきました。
先日もこのブログで認知症の危険性を35%下げることができるという論文を紹介しましたが、少なくとも糖尿病・高血圧にならないようにして、喫煙しなければ随分と可能性を減らすことができるということです。
にしても高血圧より糖尿病のriskが高いんですよね。
これは久山町研究でも高血圧より糖尿病のほうがアルツハイマー型認知症に対してriskが高いことが報告されていて、アメリカでも日本でも同様な結果と考えられるということになります。
近年、外来で見ていても糖尿病患者さんの数が激増しています。高齢化とも相まって認知症のriskも増やすことになります。
是非、気をつけないと行けません!
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