先日、第41回のケアマネ会を行いました。
今回のテーマは「若年性認知症」というテーマでした。
今回のテーマは「若年性認知症」というテーマでした。
このテーマは以前からリクエストがあって、いつかやらないといつかやらないとで延び延びになっていたテーマです。
当院では現在300人ちかい認知症患者さんがいらっしゃいます。
その中で若年性認知症(現時点で65歳以下の認知症患者さん)は2人しかいません。
その中で若年性認知症(現時点で65歳以下の認知症患者さん)は2人しかいません。
現在見ている患者さんの中で、発症時が65歳以下で6人で、約2%しかいらっしゃいません。
割合として言えば決して多くありません。
割合として言えば決して多くありません。
以前は脳血管性認知症がmainで、アルツハアイマー型は少ないという報告でしたが、現在は当院もそうなんですが若年性の大半はアルツハイマー病の患者さんになります。
今回のケアマネ会のために、随分時間をかけて調べたつもりですが、論文は少ないのですがあります。
しかし、教科書的な本は全くなく、あるのは若年性認知症の介護体験談の本が多いのです。
しかし、教科書的な本は全くなく、あるのは若年性認知症の介護体験談の本が多いのです。
で、そこで参考になったのは若年性認知症患者さん関連のホームページやブログでした。
そこにたくさんの情報・ヒントがありました。
そこにたくさんの情報・ヒントがありました。
改めて私も今までの自県例を探したり、まとめたりしました。
結論として
①若年性認知症は診断までに時間がかかる。心療内科受診された場合には多くは「うつ病」という診断を受けるケースが多く、一端治療が開始されると、次の医療機関受診が遅くなる。
①若年性認知症は診断までに時間がかかる。心療内科受診された場合には多くは「うつ病」という診断を受けるケースが多く、一端治療が開始されると、次の医療機関受診が遅くなる。
②若年性認知症ではMRIによる画像診断で終わること無く、SPECTといった血流検査まで行うべきである。形態学的な検査では非典型例が多く、誤診されやすい。
③診断がついたらできるだけ告知し、残りの時間を有効的に利用しよう。
④その際は介護と連携し、介護サービスの利用を図る。
⑤このような点に詳しい医師もしくは制度利用に詳しい行政書士・司法書士などに相談し、使える制度を利用し、なるべく経済的負担が減るように努力することが大事です。
私も含めて、若年性認知症についての経験数が少ない医師が圧倒的です。
幸いにも若年性認知症の患者さんを介護する人たちは若く、たくさん情報発信をされています。
幸いにも若年性認知症の患者さんを介護する人たちは若く、たくさん情報発信をされています。
そのような人たちのホームページやブログにも大変貴重な情報がちりばめられています。それも参考にされるといいのではないかと考えます。