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本日はこの話題です。

認知症は現状では治すことができない病気です。
認知症のお薬はありますが、あくまでも症状の進行を遅らせる薬で、治すことはできません。  

そのため、外来や講演会などで必ず「認知症を予防するためには?」という質問を多くいただきます。

昨年Lancetという有名な医学雑誌に認知症症例の約1/3が生活習慣要因に対処することで予防できる可能性があるという論文が発表され、大変注目されました。

この論文では年齢に応じてやるべき事を指摘されていて大変具体的でわかりやすい内容となっていますのでご紹介します。
上の表がその全てが記載されています。

●若年期(Early life)
①15歳までの教育(8%)を受ける。

●中年期(Midlife)
②肥満(1%) ③難聴(9%)にならない。

●高齢期(Late life)
④うつ病(4%) ⑤Ⅱ型糖尿病(1%)  ⑥低活動量(3%) ⑦社会的孤立(2%) にならないようにする。

●全ての時期に共通項目
⑧高血圧(2%) ⑨喫煙習慣(5%)にならない。

この9つの習慣を守ることによって、数字に書いているパーセンテージの危険性が減らされるとされています。

何れの内容も決して難しい内容ではありません。
これらを守ることで認知症になる危険性が1/3になるわけですから、すぐ実行に移すことが大事です。
他の要因も加えると更に認知症になる危険性が減ります。

認知症が診断されるのは通常、高齢期ですが、その危険因子は若い時から高齢になるまで生涯を通じてみられます。

それらによって脳の変化は症状が出現する何年も前から始まります。

こうした危険因子を念頭に置いた若い頃からのアプローチを認知症の予防策に取り入れることは、高齢化社会に利益をもたらすだけでなく、世界の認知症患者の増加を食い止める一助にもなるのではないかと著者らは書いています。

若い世代に向けて発信していきたい内容です。


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