私自身も生にリアルな話を聞くことはたびたびありますが、自分自身が経験することはできません。
認知症の人には徘徊(はいかい)や暴言、幻覚などがある場合があり、周囲から理解されずにストレスがかかり、より悪化するケースも多い。政策会社社長(45)は、「風邪のつらさは経験があるからみんな共感できる。臨場感があるVRを体験することで、認知症の人に共感できるのでは」と話している。
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今日は認知症とおしっこの話です。
認知症患者さんでは、頻尿や失禁などのトラブルが多く、泌尿器科へ相談してもなかなか解決できないことが多いのが一般的です。
特に夜間の頻尿は睡眠の問題にも関係しますし、介護者も夜間睡眠を阻害されて対応に追われることも少なく我々ともども悩み事の一つでもあります。
今回はそんな認知症患者さんでのおしっこの話で第23回日本排尿機能学会からの報告です。
認知症と尿路機能障害を合併する場合は以下の3つのパターンにわかれます。
①認知症疾患による下部尿路支配神経系の障害を原因とした神経因性の下部尿路機能障害
②認知症疾患の中核症状、行動・心理症状(BPSD)およびその他の合併症状を原因とした機能性の下部尿路症状
③認知症疾患の治療に伴う医原性の下部尿路機能障害
①のパターンでは、認知症の種類、重症度によって神経の障害される部分が異なり、下部尿路機能障害の起こり方も違う。また認知症では下部尿路機能障害の他に夜間多尿が夜間頻尿の一因になっていることがある。
②のパターンでは、中核症状である認知機能障害およびBPSDによって下部尿路症状を来す場合がある。例えば、「排尿したことを忘れる」「トイレの場所が分からない」「トイレに行くという思考能力の低下」「排尿していいかどうかの状況判断ができない」「トイレに行く意思表示ができない」など、症状の表出形として下部尿路症状を起こす。また、BPSDから機能性の下部尿路症状を起こすこともある。認知機能症状だけでなく、併存する運動障害、睡眠障害、排便障害などによる機能性の下部尿路症状もある。
③のパターンでは、中核症状に対する認知症治療薬などアセチルコリン受容体刺激作用を有する薬剤や、BPSDに対する向精神病薬など抗コリン作用を有する薬などで下部尿路症状を来す場合がある。抗認知症薬のコリンエステラーゼ阻害薬と過活動膀胱治療薬の抗コリン薬の併用は、単独よりも日常生活動作を有意に低下させるという報告もあり、注意が必要となる。
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