カテゴリ: 認知症をとりまく環境

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本日は認知症のスクリーニングテストとして有名な長谷川式の長谷川和夫先生の本についてです。

KADOKAWAから定価1300円で絶賛発売中です。帯にも書いてありますが、既に5万部以上売れているとのことで、出版不況の現況ではHit作と言えます。

歯齦顆粒性認知症になられたことを告白されていらっしゃる長谷川先生ですが、既にNHK特集でも取り上げられていますので、介護業界の人でも今の先生のありようというのは容易に理解できる状況と思われます。

ですので、先生の今までの著述や口頭で述べられたこと、既に研究会・講演会などの資料などを元に読売新聞編集員であります猪熊律子さんとの共著という形と理解しています。

内容の多くは、介護に関わる皆様がお読みになっていただけるレベルですし、ご家族が認知症になられ介護されている人などでも大変興味深く読める内容になっています。

認知症がまだ痴呆と呼ばれる頃、何も共通の尺度=ものさしがなかった頃から、長谷川式を作った歴史的な経緯などは大変興味深く読ませていただいた。

誰も前を歩く人がいないところを、一人で開拓された偉大な人であることを改めて知りました。
勉強になります。

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本日は抗認知症薬についにジェネリックがでるというお話です。

アリセプトについては既にジェネリックが以前から出ていますが、メマリー・レミニールについてもジェネリックがでることになります。

例えばメマリーですが、1ヶ月分で計算しますと
ここでは20mgで計算します。
429.5円x30日分=12885円で、3割負担で3865.5円。2割負担で2577円。1割負担で1288.5円。

今回ジェネリックになりますと163.6円(約38.1%)
163.6円x30日分=4908円で、3割負担で1472.4円。2割負担で981.6円。1割負担で490.8円。

概ね1/3程度の金額になります。もちろん薬剤の値段以外にも調剤費など諸々のお金がかかりますので、もう少し余計にお金がかかることになりますが、とにかくジェネリックがでて1/3と財布に優しい金額になります。

先発品でいくかジェネリックでいくかは個人の考えです。
当院で以前調べた時には、アリセプトでジェネリックにされた患者さんは全体の約4割しかいなかったということです。

当院では、勝手にジェネリックへ変更することはなく、患者さんが希望されればそのように変更していただいて問題ないですよというスタンスです。

レミニールは先発品で172.8円ですが、ジェネリックでは77円(約44.6%)です。
こちらについても窓口負担は随分軽減するのは間違い有りません。

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本日はこの話題です。

コロナ感染症の第1波をなんとか乗り越え、with コロナの時代です。
また、いつ第2波がくるかもわかりません。
南半球では、今まさに感染のピークを迎えていてえ、決して対岸の火事と思えない状況が現在もなお続いています。

こんな日本ではありますが、介護保険サービス利用者さんは、担当ケアマネージャーと1ヶ月1回の担当者会議が3月から休止された状況が続いています。

来月からは再開されるような話しも聞かれていますが、まだ不明です。
この間、通所の施設が休止に追い込まれていたり、場合によっては閉鎖に追い込まれていることもあります。

その影響が読売新聞に掲載されています。
多くの介護支援事業所が通所事業所が経営的に窮地に追い込まれています。

もともと介護業界というところが、経営的にはかつかつでやっています。
つまり、定員ギリギリの利用者さんがいて経営的にやっていけるものばかりですので、例えば2割の利用者さんを失うと、即経営的にはアウトになるものです。

緊急事態宣言が開始されてからは特に通所事業者では、多くの利用者さんが通われなくなったために収入が激減しています。多くは6がつからは元のように戻ってきていますが、必ずしも元の状況には戻ってこないのです。

今はなにとかやれていても、冬を迎えるとコロナの患者さんが増え、再度緊急事態宣言が出されたり、そこまではなくても利用を控える利用者さんがでてくると思われます。

そうなると経営的に持たない施設がでてくるものと思われます。医療施設も同様に持たなくなる施設がでてくるところがあるものと考えています。

まずはコロナがうまく収束に向かっていくこと、切に願っております。

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5月20日水曜日の読売新聞全国版の19面です。
主な医療機関の認知症の診療実績(2019年)に当院が掲載されました。

これは日本老年精神医学会もしくは日本認知症学会の専門医在籍している医療機関のアンケート調査になります。
福岡県は7施設しか名前が挙がっていませんが、もっと有名な施設はあると思いますが、実際にはアンケートに答えていないので掲載されていないのではないかと思われます。

本来でしたら3月中の日曜日版で、県内版・全国版の2ヶ所で掲載されるはずなんですが、このコロナの影響で時期も遅くなりましたし、掲載も半分に縮小され、更に水曜日に掲載となりました。

思いますに、比較的大きな医療機関が多く、私達のような診療所が非常に少ない印象です。

本来ですと、大きな医療機関は診断が難しい症例や、BPSDのcontrolに難渋する症例、若年発症例などを中心に診ているものの、安定した症例は近くの医療機関でfollow upすることが通例になっています。
ですから、本来であればもっと多くの診療所レベルの医療機関がでてきていいわけですが、アンケートにこたえられていないのか、もしくは130人以上の施設に限定してあるために掲載されなかったということになります。

いずれにしろ、この内容だと「認知症」=「大きな医療機関での精密検査が必須」となると、なかなか対応も難しくなるなと危惧している次第です。

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本日は、新型コロナ感染症に伴うヨーロッパの危機的状況についてです。
2020/4/23の朝日新聞からの報告です。

前々回、緊急事態宣言がでてからというもの、デイサービスの閉鎖・休止が続いているという話しを書きました。
当地域でも、更にその勢いは加速しています。

もちろん、デイサービスを休ませているご家族もたくさんいらっしゃいますので、おそらく経営的にもかなり厳しくなっている施設も少なくないと思われます。

我々診療所も、3割ほど患者さんが減っています。運転資金がなくなっていき、診療所経営にも暗い影が忍び寄ってきます。この状況が1-2ヶ月でなんとか収束に向かうのであれば、持ちこたえられますが、誰もそのようには考えていないと思います。

ヨーロッパのデータでは、総死亡者数の半分が介護施設入居者という報告がでて驚愕しております。

日本は平均的に感染者数の約2%強の死亡率ですが、80歳代の死亡率は11%台ですから、そもそも介護施設に入居する前段階として高齢者の死亡率が高いのです。

当然、介護施設へ入居されている高齢者は余計に高くなるのは想像に難くありません。

集団生活ですから、クラスター化もしやすいでしょうし、一旦火がつくと止めるのは難しいと思われます。

既に日本でもいくつかの高齢者施設・回復期リハ病院・デイサービスでのクラスター化が報告されています。更に他の施設へ繋がっていく可能性も大です。

益々の新型コロナ感染症への注意が必要になっていきます。

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