カテゴリ: 認知症をとりまく環境

イメージ 1

イメージ 2

[[img(https://care.blogmura.com/ninchisyou/img/ninchisyou88_31.gif)]]
[https://care.blogmura.com/ninchisyou/ranking.html にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ(文字をクリック)]
ランキングに参加しています。クリックをお願いいたします。

本日はタイトツのような話しです。

実はこの度保険会社に「認知症」の話しをするために伺います。
というのも現在、保険会社では「認知症に関連する」商品が各社から発売されています。

一番最初は「太陽生命」の「ひまわり認知症治療保険」だったと思います。

認知症になると介護保険サービスを含めて、お金がかかります。

在宅で見ている分はまだいいですが、グループホームなどに入所すると、一人の年金でまかなえることができない人が大変増えるわけです。ですから、早めに保険に加入し給付しておこうということです。

高齢化社会かつ認知症が社会的な問題になっている我が国ではしごく当然の話だと思われます。

今回私は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命に出向きまして話しをさせていただくことになりました。

かなり認知荘については勉強されているとのことです。実際患者さんを見ている我々側の話しを聞いて、厚みを増して仕事に生かしていただこうという趣旨と思われますので、そのような趣旨で話しをすることになっています。

教科書のように簡単ではない。

認知症は一人一人で大きく違う~!

認知症の診断は簡単ではない~!

世の中は誤解に満ちあふれている~!

などなど実際の症例を交えて、「事件は会議室でおこっているのではない。現場でおこっているんだ~!」という
話しをしてくる予定にしています。

また話しをするだけでなく、商品を売られるみなさんお話しも是非是非参考にしていきたいと思っております。

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/
池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc
頭痛日記 https://blogs.yahoo.co.jp/neuroikeda
認知症日記 https://blogs.yahoo.co.jp/dementiaikeda

[[img(https://care.blogmura.com/ninchisyou/img/ninchisyou88_31.gif)]]
[https://care.blogmura.com/ninchisyou/ranking.html にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ(文字をクリック)]
ランキングに参加しています。クリックをお願いいたします。

以前、認知症の男性がJRの駅構内に入り込んで、電車にはねられ死亡したという痛ましい事故がありました。

実はその件がおこった際には、あまり報道されなかったわけですが、その件が脚光をあびたのは、JR東海がなくなった認知症患者さんの家族に対し、損害賠償請求を行ったからでした。

地裁・高裁・最高裁まで上告され、最終的にはJR東海の意見を棄却して結審しました。

我々、医療者側も安堵しました。同じような患者さんをもつ家族も安堵されたことでしょう~?!

しかし、それと同時に同じような件で損害賠償を請求される可能性があることを示唆した1件になりました。

その後、久留米市でもこのようなケースに対して、安い掛け金をかけて代わりに賠償しましょうという制度を作りました。
同じような取り組みが神戸市でも始まるようです。

神戸市は2019年4月、認知症患者が事故に遭った際の新たな救済制度を開始する。これは、同市の「神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例(神戸モデル)」を一部改正して実施するもの。

救済制度では、認知症患者が事故を生じた際に賠償し、被害者にも見舞金を支給する。

神戸市が導入する制度の特徴は、認知症患者の賠償責任の有無を問わず、被害者救済の観点から被害を受けた神戸市民に対して見舞金を支給する点。患者に賠償責任がない場合に、被害者に見舞金を支給する制度を設けるのは神戸市が全国初。

神戸市の新制度では、認知症患者に賠償責任があると判断された場合は最高2億円、賠償責任がないと判断された場合でも、被害に遭った市民に対して見舞金として最高3000万円を市が給付する。

 神戸市はこのような事故救済制度の新設に加え、新たな診断助成制度も導入する。診断助成制度は、65歳以上を対象にしたもので、地域の医療機関で自己負担なしで認知機能検診を受けることができ、認知症の疑い「あり」となった場合には、認知症の精密検査を市内の専門医療機関で受診できる。

 新制度の導入で早期診断を促進し、認知症と確定診断された市民は、先述の事故救済制度の対象者とする。新たな診断助成制度は1月28日から開始する。

 神戸市は、事故救済制度と診断助成制度の導入に必要となる費用を約3億円と試算し、2019年度から、市民1人当たりに年間400円を増税して財源とする。新規制度は、まずは3年間の予定で実施し、取り組みについての検証を行う。

 同市保健福祉局高齢福祉部介護保険課認知症対策担当課長の宮川知幸氏は、「できることなら国にこのような制度を導入してほしいが、国の対応を待つのではなく、まずは全国に先駆けて神戸市で実施することとした。今後、全国に広がってほしい」と語る。加えて、「高齢化が進み患者数も増えていることから、まずは認知症を対象とした。この取り組みをしっかり行い、検証した上で、他の疾患に対象を広げるかどうか検討したい」と話している。

 全国的にこのような救済制度ができることが本来望ましい姿ではありますが、各市町村でたちあげていって、全国一律に新しいシステムが構築されていくことを願っています。


池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/
池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc
頭痛日記 https://blogs.yahoo.co.jp/neuroikeda
認知症日記 https://blogs.yahoo.co.jp/dementiaikeda


年が開けると、1月に認知症の研究会で話しをすることが予定されています。

そこで認知症初期集中支援チームの話しを少し盛り込むことに成り、周辺の市町村の初期集中を調べました。

私の所属する筑紫地区は5つの市から成り立っています。
それぞれの市に初期集中支援チームができました。
私以外の先生方は全て精神科の先生でした。

また隣の福岡市は人口が160万人に迫る勢いですが、7つの区があります。
7つの区にもそれぞれ初期集中支援チームがありますが、ここでも1人の神経内科の先生を除いて全員精神科医ということでした。

調べてビックリでした。
つまり12チームあって、10チームが精神科。 1つずつ脳神経外科・神経内科という構成になっていたのです。

今までノバルティス社から初期集中支援チームの研究会に参加させていただいたわけですが、多くは精神科でしたが、私のような脳外科医や一般内科医。場合によっては整形外科医などがメンバーに入っていらっしゃることを経験してきたのですが、ここ福岡都市圏の多くは精神科でした。

認知症初期集中支援チームのチームメンバーになるためには条件があって、「認知症関連の専門医」+「認知症サポート医」の資格が必要になります。

認知症サポート医の資格は1年に5回日本全国で行われる2日続きの講習会を受講しないと取得できないようになっています。

誰でも取得できるかと言うと所属医師会からの推薦がないと受講できない規定になっていて、各医師会には受講できる枠が前もって確保されていて、いくら希望しても自分に順番が回らないような仕組みになっています。

また年に5回ありますが、地域毎になっていますので実際は年に1回しか出席できるチャンスはないので、結構ハードルが高いのです。

実際、私は希望しましたが1年目は枠がないということで断わられました。翌年は枠をいただいて受講することができ、「認知症サポート医」の資格を得ることができました。

ある研究会で大阪の女医さんがなりたくてもなれないのでどうしたらいいかという質問をされたのですが、多くの有名な先生方は優先的に取得されていますので、その窮状を全く知っていらっしゃらなくてビックリしたことを記憶しています。

そうなんです。一般の勤務医の先生方には高い高いハードルなんです。
また精神科医が優先的に取得されているようなので(これもシステム上当然なんですが・・・)、精神科医以外でかつ勤務医の先生方には更にハードルが高いようです。

そういう意味では快く受講許可を頂いた事に大変感謝している次第です。

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/
池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc
頭痛日記 https://blogs.yahoo.co.jp/neuroikeda
認知症日記 https://blogs.yahoo.co.jp/dementiaikeda

イメージ 1


6月にこのブログでもフランスで抗認知症薬(商品名:アリセプト・レミニール・リバスタッチパッチ・メマリー)の保険適用が除外されたことを書きました。以下参照


まずフランス公的保険は日本と異なり、医薬品の有効性に応じた「支払い率が変わる」システムです。
例えば、非常に有益(生命予後を著明に改善するという意味もしくは、根治する)なもに対しては患者負担が少なく、有用性が低い薬剤については患者さん負担が大きくなるシステムです。

上の表に記載していますように5段階に分かれていて
①全額保険でカバーする。 ②65%カバーする ③30%カバーする ④15%カバーする ⑤全額患者負担

当初は他に抗認知症薬がないので、65%カバーする。つまり患者さんの負担は35%。ですからほぼ日本と同じような負担で経過していたのですが、2011年には15%へ減額され、更に2018年8月から全額患者さん負担に引き下げたわけです。

当然、他に方法がないので患者団体や医師からも猛反対があったわけですが、フランス政府はそれに一歩も引かず、2018年8月から断行したことになります。

これは安全性だけの問題ではなく、副作用の問題も大きいと言われていて、ご存じのようにアリセプトは消化器症状や攻撃性。メマリーでは倦怠感・めまいなどの副作用についても看過できないとされているようです。

このような風潮はフランスだけではありません。イギリスでは保険財政が更にsevereですううううので、同様の措置がとられるようになる可能性が指摘されています。

これは薬の効果/副作用だけの問題ではなく、国の財政や保険の扱いの状況が異なるからです。日本では恐らく、しばらく保険診療から外されるということはないと考えています。

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/
池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc
頭痛日記 https://blogs.yahoo.co.jp/neuroikeda
認知症日記 https://blogs.yahoo.co.jp/dementiaikeda

イメージ 1

イメージ 2

https://care.blogmura.com/ninchisyou/img/ninchisyou88_31.gif
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ(文字をクリック)
ランキングに参加しています。クリックをお願いいたします。

本日はこの話題です。


私も認知症に関わる医師で、それなりにアンテナを広げてきました。
でも、すいません。今まで全く知らなかったのです。
衝撃的な内容でした。

最初はテレビの特集でした。
感銘しました。

You Tubeにもたくさんupされていました。
https://www.youtube.com/watch?v=SJkZvRl5bsQ

認知症になると何もできなくなる。
認知症になると役に立たない。
認知症になると・・・・

このような文言を度々耳にします。また患者さんやご家族からも聞きます。

そんな言葉を一掃してくれそうな取り組みです。

間違うことがある。いや間違うことが多い。
だから名前を「注文をまちがえる料理店」にしよう。
そしてたくさんの認知症患者さんに働いてもらおう。

昔の笑顔をおもいだしてもらおう。
認知症の家族に来ていただいて、「あなたの母親」「あなたの父親」「あなたの妻」が昔のように輝いて働く姿をみたいただこう。そんなところであれば注文を忘れても、注文を間違えても自然とほほえんでしまいたくなる。そんな料理店です。

ある認知症の女性はひさしぶりに化粧をして口紅を塗る様に以前の活気と迫力がでて一瞬にして昔の母親に戻り、そしてその母親を持つ娘さんはその姿を見て涙する。

なんて素敵な料理店なんでしょうか?!

このような認知症の患者さんを普通に受け入れて笑って生活できる。そんな日本を、そんな地域を目指したい。
そんな国で、そんな人でありたいと思いました。

地域で一つでも多くの「注文をまちがえる料理店」ができることを祈っています。

ありがとうございました。

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/
池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc
頭痛日記 https://blogs.yahoo.co.jp/neuroikeda
認知症日記 https://blogs.yahoo.co.jp/dementiaikeda

↑このページのトップヘ