カテゴリ: 介護保険

 前回地域包括支援センターについて書きました。
 その後も何かとお世話になることも多く、電話もかけたりしますので、初めて訪問してきました。
 
 うちは木曜日は午前診だけです。午後は毎週、近くの病院での外来と病棟のcheckをしたりします。また在宅で見ている患者さんの家へ訪問に行きます。フルに午後6時まであることは少ないので、間の時間を使って訪問しました。場所は当診療所をまっすぐのところですので、しょっちゅう前は通りますが訪問は初めてでした。
 
 大変忙しそうに働いていらっしゃって、電話応対が大変多く、バタバタ感半端ない感じでした。いつものお礼をいって、甘いものをお渡しして、邪魔にならないようにそそくさと帰りましたが、まあ忙しそうでしたね。とにかく活気があります。中をみて、雰囲気を知ったので、余計にありがたみを感じることになりました。
 
 地域包括があるので、我々の診療が行えていることは間違いないし、最近いつも言いますが医療では認知症は救えません。医療・介護・家族・その他が手と手をとりあってやっていくしか方法はないのです。
 
 今朝の新聞には2020年までには認知症を根本的に治す薬の開発を!という記事がでていましたが、大変大事な問題ですが、今の課題にも目を向けて欲しいなあとも思いました。

 最近とみにお世話になっている地域包括支援センターについての話です。
 当地は人口11万人ですが、北包括・南包括と2ヶ所の地域包括支援センターがございます。
 利用された人も含めて実はよくわかっていない場所の1つではないでしょうか?!
 
 私自身も役割・どういう職種のスタッフさんがいるかなどは存じていましたが本来の仕事の内容などについては、よく知らない部分も多くあります。
 定義と書けば堅苦しいですが、地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなどを総合的に行う機関となっています。
 地域包括支援センターには保健師・看護師・ケアマネ・社会福祉士などが配置され、専門性を生かして相互に連携しながら業務にあたるとされています。
 市町村事業ではありますが、外部への委託は可能で、当地も北と南では別々に外部委託されています。中には介護予防支援事業所として機能している場所もあります。
 
 書いてはみたが難しいですね。
私どもの診療所へも、直接地域包括支援センターからご連絡しただいたり、相談したりするケースや、地域包括支援センターから紹介されて来院されるケースもあります。
 
 また診療所はフットワークにかける部分がありますので、地域に出向いていただいて地域や我々の間にはいってくれたり、認知症の一人暮らしを側面から支えていただいたりしています。
 
 最近私は、当地にお住まいの認知症患者さんについては積極的に地域包括支援センターにご連絡し、情報の共有化や、方向性の確認などを行っています。大変お忙しいスタッフの方も毎回毎回親身になって対応していただきますので、ありがたく思っています。
 
 結局のところ堅い話になって申し訳なかったのですが、地域住民の相談窓口としてだけでなく、広く医療と介護サービスについて取り扱っていただけますので頼りになる場所です。

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先日、医師会館で多職種連携の会が開かれました。
午後7時からでしたが、その時間に出向くのは難しく、かなり遅れての参加になりました。
この会は在宅医療を上手に進めていくための会です。
医師・歯科医師・薬剤師・看護師・保健師・ケアマネ・MSW(ソーシャルワーカー)歯科衛生士・PT・事務職などが参加されています。
 
いろんな職種の方からの在宅医療を進める上での問題点を拝聴しまして大変勉強になりました。
ソフト面でもハード面でも整備が遅れてはいますが、徐々にではありますが在宅医療をする先生が増え、在宅医療のみをやられている先生がでてきて、看護ステーションも24時間でうごく場所もでてきました。
 
しかし、多くは単発での活動で医師・は医師同士の横の連携は有るものの弱く、またそれ以外では、どこでどれくらいのサービスが提供できるかも全くわからない状態です。
そういう意味では顔の見える関係作りの構築が今一番なすべき課題なわけで、そういう意味では価値のある会になりました。
 
91人の参加者で医師が14人しか参加していなかったのが少しさびしく思いました。
在宅をかなりやっている先生も中にはいらっしゃいましたが、あまりしていない先生の参加(これは多分私だけだと思いますが、、、。)はほとんどなく、やはり医師が医療介護の中心部にいるわけですので寂しいなと感じたのは私だけではないと思います。
 
このような会は続けることが一番大事です。また次の機会を楽しみにしたいですし、参加したいと思います。
在宅だkでなく、医療・介護は連携があっての話です。1人で解決できる問題はわずかですが、力を合わせることによって実りあるものになると考えます。

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 認知症のある患者さんにつきましては、よほど程度の軽い患者さんを除いて介護保険の申請を勧めています。

 介護保険をとると各種サービスをうけることが可能になります。

 中でも大事なものはday serviceです。介護保険と言えばday serviceというように介護保険の中心的な役割を果たしています。

 day serviceを利用することのmeritについて考えると
 ①他職種の方が患者さんに関わることができる。
 ②刺激をうけることが増える
 ③日中のリズムがつきやすい(昼夜逆転の防止)
 ④新たな楽しみを持つことができる

 あげるとたくさんあります。

 もちろん抵抗も強く。
 ①外にだしたくない。
 ②ボケているのを他人に知らせたくない。
 ③家族がみてあんなところに行く理由がない
 ④本人が行きたがらない

 こういうことを言われる患者さん、家族も多くありまして、なかなか前に進まないこともあります。

 ですが、やはりmerit・demerit話して勧める方向で話をしていきます。
 実際、大半うまくいくことが多く、ケアマネや看護師などから診察室で知りえない情報をあげていただくことも多くあるために、治療という意味では他職種が関わるmeritは大変大きいものと考えています。

 介護保険にはサービス担当者会議というものがあります。

 私も1ヶ月10数枚の介護保険主治医意見書を作成しております。
 その患者さんの中には、サービス担当者会議に出席できないことを想定して、文書で意見を求められるケースもあります。

 実際に私もサービス担当者会議に出席したことは一度もありません。

 昨日の研究会で本間 昭先生が話されていたのですが、サービス担当者会議に5.7%しか医師は出席していないとのことです。おそらく文章提出も出席とされているとカウントされていますので、そんなものかもしれません。妙に納得した次第です。

 また本間 昭先生は医師側が敷居が高くて、医療と介護の速やかな連携がないことを指摘されています。まさにその通りで、私はケアマネ会を一緒にやらせていただいていますので比較的に敷居は低いつもりですが、周りからはそうおもわれていないかもしれないと思いました。

 認知症患者の治療における薬物療法の役割はわずかです。
 治療には、医師、看護師や薬剤師だけでなく、介護保険、家族の介護、役所など多職種におけるチームアプローチが必要な疾患でありますので、敷居を下げてチームでの対応が必要になります。

 手段こそ違えど目標は同じなわけですから、互いに努力していくことが大切です。

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