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本日は、認知症の講演会からの話です。
愛知県認知症疾患医療センターの川畑信也先生の講演を先日聞いてきました。
川畑先生の話はいつも実際的で、臨床に則した興味深い話をいつも聞かせていただきます。それは明らかに日々たくさんの認知症患者さんを見ているのが肌で感じられる話ですから、目線が我々にちかいという風に感じています。
今回特に興味を持った話は、自分も普段感じていることをデータ化していただいたタイトル通りの話です。
川畑先生の認知症外来では
① 家族が受診に連れてきた場合 認知症412人VS正常35人
② 自分で受診された場合 認知症7人VS正常107人
③ かかりつけ医から受診された場合 認知症138人VS正常18人
というデータを見せていただきました。
私は外来で家族が連れてきた場合は認知症10:正常1
本人のみで来た場合は認知症1:正常10
の割合ですよと以前から話していましたが、今回の先生のデータは私の外来での肌感覚と同じような感覚でした。
生のデータですから大変意味のあるデータです。
やはり自分で記憶力が低下している。もしくは物忘れがあると判断してもしくは他の人から指摘されて、普段の病院ではない病院を探して受診する。それも一人でという場合には、行動力を含めてまっとうな理解・判断・実行ですから、やはり認知機能が低下していないのが圧倒的なことも十分うなずけるのではと思います。
大変興味深いデータでした。