タグ:脳・神経・脊髄

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本日はタイトルの話しです。

リバスタッチ/イクセロンパッチが一般的に使いにくい要因として貼付剤ということがあります。

患者さんの中には、いつまで貼ったらいいですか?!と言う風に、暗に内服するまでの代替品的な感覚もあります。

「ずっと貼ります~」と答えると、「う~ん」という格好になることも少なくありません。

なぜ貼るんだということでしょうか~?!

全ての理由に答えることはできませんが、一つの大きな理由「かゆみ」です。
私ももちろん貼ったことがあります。張り続けると「かゆく」なります。
間違いなく

そんな困った問題を解決しました。

リバスタッチ/イクセロンパッチを販売している小野薬品工業/ノバルティスファーマ社は2019年3月13日に新基剤製剤に係る製造販売承認事項一部変更の承認を取得しました。

現在流通している製剤は、シリコン系基剤を使用しています。
そうしますと貼った部位に紅斑やそう痒症などの皮膚症状の副作用報告がみられていおました。

そのことを受けて合成ゴム基剤を使用した新基剤製剤の開発を進め、2018年9月に製造販売承認事項一部変更承認の申請を行い、今回承認を受け、これまで以上に患者さんの治療アドヒアランスに貢献できる薬剤/貼付剤になっています。

私も貼りました。
左手の内側面に貼っています。

貼っている感じはほぼありません。貼っているのを忘れていました。
シャワーが終わったら、自然とはがれていました。
はがれた状態が写真です。

以前よりかゆみはなくなり、若干発赤しますが、1-2時間後に消退していました。

まとめ
^柄阿茲衂兵糎?紊靴討い泙后
発赤・かゆみ・貼っている感じ改善しています。
F?瓩任呂れる可能性有り。入浴前にはがして、入浴後に貼るのがいいと思われます。

随分、使い安くなっています。

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本日はタイトルの話しです。

ドライブレコーダーに映し出された映像があまりにも衝撃的でしたので、皆さんもご覧になられた方も多くいらっしゃったと思います。

私はよくアルバイトに行っていた先輩の診療所の前でおこった事故ですので、余計に思いも強くあります。

対向車線を逆走し、かつspeed upし、90-100kmで交差点内に突入した様子です。

運転されていた人・更には助手席にいらっしゃった奥さんは既に亡くなられていますので、真実はわかりません。

ドライブレコーダーや生前の本人さんの状態・更に司法解剖の結果を待つしかありません。

今の段階でわかることは。恐らく認知症ではなかったのではないか?ということ。
それは周りの人の話や、社会的活動に参加したり、常時奥さんを事故現場近くのボーリング場まで送迎していたことなどから推測できます。

池袋の事故と同じように、アクセルとブレーキの踏み間違いかもしれません。

またくも膜下出血・大動脈解離などの血管性疾患をおこして、体の制御がきかなくなった可能性もあると思います。

TVでは高齢者の自主返納が増えた話しや、高齢者運転のしくみの変更を考えたりする話しがあります。

中国では70歳定年制というシステムも紹介されたりしました。

あくまでもそれは必要な事ではありますが、それと同じように車の安全運転システム導入も大きな柱と考えます。

高齢者の事故では簡単な間違い(アクセル・ブレーキの踏み間違い)も多く、これについてはAIの活用(自動ブレーキシステムの導入)や、強くアクセルを踏みすぎると減速するシステムの導入など、新たな技術の開発なくてもできることが多くあります。

またドライブレコーダーの義務化によって、確認できやすくなるでしょうし、一部車両では導入されている、自分の運転に急ブレーキや急発進を可視化するシステムで、運転がきちんと行っているかどうかを可視化・検証することも、今すぐにやれると思っております。

安心して暮らせる。安心して運転できるシステムの構築・開発が必要だと思われます。

そんなにゆっくり待つ暇はありません~!

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本日は第20回認知症ケア学会に集積した報告になります。

5月25日~26日京都の国立京都国際会館で行われました。

この会場は京都ではおなじみの学会会場でありますが、実は医者になって1年目に脳神経外科学会総会が行われて以来の訪問で28年ぶりの訪問でした。

時代を感じさせない重厚な作りで、他を圧倒する建物ですが、いささか古くなった感はいなめません。

またポスター会場から講演会場までかなり離れていますので、会場内移動が大変でした。

しかし参会者は非常に多く、どの会場も立ち見がでて、人気のシンポジウムは中にもはいれません。
メイン会場はずっとがらがらなんですが、他の会場は人が多すぎて、熱くなって気分が悪くなるくらいです。
もう少し会場のキャパを考えていただくと、参会する立場としてはありがたいと思いました。

さて、私は今年もポスターセッションで参加です。ここ数年口演ではなく、ポスターセッションにしています。口演はその時その場所にいる人にしか伝えられませんが、ポスターは少なくとも掲示している間は、誰でも目に触れることができるから、そういう意味ではポスターのほうがいいと判断しています。

発表が初日の午前9時スタートです。
8時40分について、バタバタとセッテングして、発表となりました。
初日の早い時間ですが、聴衆が多くてビックリです。
時間を全く守らない発表者もいて、ズレズレで私でしたが、こちらの伝えたい趣旨は伝わった模様です。

発表後からも数人の人からの質問を受けたり、また基本はダメなんですけれど、スマホでこまめに撮影している人もいたりしてビックリしました。

他の発表も興味深いものが多くあります。
各地各地でいろんな取り組みがなされていて、目を見張るものがあります。

小さい施設、大きい施設に関わらず、日々の努力の積み重ねが結果に繋がっていくのは何の世界も一緒です。
熱意と継続 それがまた明日からの自分や地域を変えるものと信じています。

そういう人たちの発表の場であり、また全国各地に戻って刺激を更なる形に変えて頑張る。
そんな中の一人が私でもあります。


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本日はタイトツのような話しです。

実はこの度保険会社に「認知症」の話しをするために伺います。
というのも現在、保険会社では「認知症に関連する」商品が各社から発売されています。

一番最初は「太陽生命」の「ひまわり認知症治療保険」だったと思います。

認知症になると介護保険サービスを含めて、お金がかかります。

在宅で見ている分はまだいいですが、グループホームなどに入所すると、一人の年金でまかなえることができない人が大変増えるわけです。ですから、早めに保険に加入し給付しておこうということです。

高齢化社会かつ認知症が社会的な問題になっている我が国ではしごく当然の話だと思われます。

今回私は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命に出向きまして話しをさせていただくことになりました。

かなり認知荘については勉強されているとのことです。実際患者さんを見ている我々側の話しを聞いて、厚みを増して仕事に生かしていただこうという趣旨と思われますので、そのような趣旨で話しをすることになっています。

教科書のように簡単ではない。

認知症は一人一人で大きく違う~!

認知症の診断は簡単ではない~!

世の中は誤解に満ちあふれている~!

などなど実際の症例を交えて、「事件は会議室でおこっているのではない。現場でおこっているんだ~!」という
話しをしてくる予定にしています。

また話しをするだけでなく、商品を売られるみなさんお話しも是非是非参考にしていきたいと思っております。

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本日は教育レベルと認知症発症の関係性についての新しい研究報告になります。

通常は高学歴の人の方が認知症になりにくいという報告が圧倒的におおいのですが、そうではないという報告になります。

雑 誌:Neurology.2019 Mar 5;92(10):e1041-e1050

著 者:Wilson RS et.al

所 属:Rush University Medical Center, USA

趣 旨:教育レベルは認知症の発症年齢や進行速度と関連しない

目 的:従来の研究では、高学歴の人は低学歴の人に比べていったん認知機能低下が始まると進行が速いことや、脳内のアルツハイマー病マーカー値が高い高学歴の人はマーカー値が同程度で低学歴の人ほど認知機能低下が急速ではないことが示されていた。

対 象:米国のカトリック聖職者が対象のReligious Orders Studyおよびシカゴの高齢者が対象のRush Memory and Aging Projectの2試験の参加者計2,899例。試験開始時平均年齢78歳、平均教育年数16.3年(0~30年)、平均追跡期間8年。

方 法:全例が年1回の認知機能検査を受け、死後の脳剖検(10種の神経変性、脳血管マーカーを検出)に同意した。試験期間中に696例が認知症を発症、752例が死亡、405例が認知症を発症後に死亡した。

結 果:全体では、教育レベルが高い参加者ほど試験開始時の思考・記憶能力が高かったが、教育レベルと認知機能低下速度との関連は認められなかった。認知症発症群では、認知症診断の平均1.8年前から認知機能低下が進行していたものの、教育レベルと認知機能低下の開始年齢および進行速度に関連は認められなかった。

また、教育レベルが高い参加者ほど脳全体で検出できる梗塞発症率が低かったものの、その他の神経病理学的マーカーと教育レベルとの関連は認められなかった。

考 察:その後の思考・記憶能力が関与する活動(例えば外国語の習得や社会活動・高い知的能力を要する仕事・人生の目的を持つことなど)も認知予備能の維持に重要な役割を果たしている可能性があり、それらは以前の学校教育より関連が強いのかもしれないとの見解を示している。
「認知機能低下が同じ速度で進行するならば、やはり進行開始時点の認知予備能は高い方がよい」としている。

危険因子と認知症発現の因子については、明らかな結論をみるものとそうでないものが玉石混淆ではあるが、少しずつ今後も解明されていくと考えています。

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