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11月17日大阪で痛ましい交通事故がおこり、1人が死亡。2人がケガということです。
交通事故の一部始終が録画されていましたが、アクセルとブレーキを踏み間違え、
前方に向かって突進。壁にぶつかり一旦停車。
今度はバックして、更に前進して、ぶつかってやっと止まるという状況でした。
現行犯で逮捕されたのは89歳の男性。
死亡したのは87歳の男性。
死亡した男性は80歳で免許証は自主返納したという話しも皮肉なものです。
逮捕された男性は認知症ではなかったようですが、驚く内容の運転でした。
もちろん思い込みから、とんでもない間違いをおこすことは誰にでもおこることです。
私も同様の事故をおこす危険性は十分あると思って、ハンダルを握っています。
高齢者の事故があとをたちません。
高齢者教習で認知機能がひっかかって来院されるケースもあとをたちません。
最近は比較的素直に自主返納に応じていただくケースが増えています。
もちろん、中には認知機能には全く問題なく、再度免許証の手続きをとるケースも稀にはありますが、
多くは自主返納。場合によっては診断書を作成し、免許停止の行政処分になるケースが稀にあります。
認知機能でひっかかれば、8割くらいは自主返納もしくは行政処分の対象になっています。(当院調べ)
高齢者運転に対する世の中の目は益々厳しくなっています。
先日、来院された患者さんですが夫婦2人暮らし。
妻が夫を認知症だと思って連れて来られました。
診断は認知症で運転は厳禁ですと話しましたが、妻は夫に運転をしてもらうことを明言。
通院・買い物などには必要不可欠。
とても1人では危なくて見ていられないけど、私が指図すれば大丈夫と話す。
全くの自己都合。聞く耳なし。
薬を飲んで認知症を治して・・・。
周りの人が聞いたら全く理解不能ですが、堂々と語られる始末です。
受診のたびに「車の運転は禁止です。」と話しますし、カルテにも記載はします。
でもどこ吹く風です。
認知症でなくても、このような事故が全国で多発しているのにも関わらずです。
一定の年齢にならないと免許は与えられないのだから、一定の年齢になれば取り上げられ、
そこから必要であれば、技能訓練・免許法制度などのペーパーテストに医師の診断書作成などを
セットにして交付するという制度ができるのであれば、そうしてもいいのかもと思う昨今です。
思いは一つ。痛ましい交通事故がなくなって欲しいです。
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