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今回は7/20讀賣新聞の記事からです。
以前も報告したエーザイとバイオオジェンが共同で開発した「アデュカヌマブ」についての続報になります。
個人負担が300万円かかることや、副作用のcheck目的で頻回な画像検査を行わないといけないことに対して使用はほとんどなく、1-3月の四半期の決算で3.8億円だったと記事では紹介しています。
最初から雲行きが怪しいのに、途中で承認に向かって舵を切った印象で、一気にマスコミ・市場の期待感は高まりましたが、結果的には新しい薬が使える環境には日本ではならないことが決定したといってもいいと思います。
少なくともエーザイは「アデュカヌマブ」に対してバイオジェン社との契約を変更(製剤/開発を終了する)することで意見が一致しております。
市場も冷淡であり、昨年6月には12000円を超える株価になりましたが、本年6月には5100円と1年で半値まで値下がりしている状況です。市場は常に冷静な判断をするものです。
しかし、一般の人はこのNewsを追いかけていないので、新しい薬が出た/出るという話が外来では続いています。
また、なんで日本は承認しないのかとか?話される人が多いのです。
一番新しい薬は2011年ですよと言っても聞かない患者さんもいて、「先生、新しい薬が出とりますけん調べてください」と真顔で言う人もビックリします。新聞の影響力と言うのは大変な物なんです。
今後、新しい薬については「レカネマブ」に焦点が移っていくわけですが、なかなか難しいというのが現状ではないかと考えます。
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