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本日は認知症という言葉についてです。
大変興味深い論説があったので紹介します。
認知症は英語「dementia」といいます。この言葉de-ment-iaと3つの部分に分解できます。
まず、deという言葉は接頭語です。よく見かけるものかもしれません。たとえば、「処方する」を「prescribe」というのに対し、減薬するは「deprescribe」といいます。このように、deという接頭語には、その言葉の意味から脱する、離れるという意味があります。
では「dementia」では「何から脱する・離れる」のかといえば、後ろのmentの部分から脱する・離れるということになります。
menはラテン語のmenteまたはmensに由来していて、mentalという言葉からも想像できるかもしれませんが、「心、精神、知」というような意味あいがあります。なお、最後のiaは病名などを表す際によく用いられる接尾語で、これ自体には意味を持ちません。
これらを合わせると、dementiaという言葉はout of mind(心、知能が離れてしまった)という意味を持つ言葉です。
今でこそdementiaは、医学用語では「認知症」の意味で定着しています。病気への理解が進んで「心が離れてしまった」状態ではないこともよく理解されていますが、そのような語源が一般市民レベルでの先入観や偏見につながっていることもたびたび指摘されています。このため、病気への偏見をなくすために、病名を“cognitive
impairment”(認知機能障害)に置き換えるべきだ、と指摘する専門家もいますし、「痴呆症」が差別用語になったように新たな差別用語になっているような現状があるようにも思います。
中国では「失智症」と呼ばれていて、言葉の持つ本来の意味合いにちかく、共感できやすいです。
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