20240917讀賣

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本日は917日の讀賣新聞の記事からの話題です。

 

75歳以上の高齢者では免許更新の際に認知機能検査がございますが、その合格率がなんと平均97.6だったという報道です。

 

驚愕の数字です。

 

当院でも少なくとも1ヶ月に1人は免許証更新の認知機能testでひっかかった患者さんが来院されます。

 

今までの統計で言えば、そのような人の90%以上の確率で認知症です。

 

ですので公安委員会からの通知を持参された場合には必ず90%以上の確率で自主返納もしくは免許証の切り替えができなくなることを事前に説明しております。

 

もちろん、いろんな患者さんがおいでになります。

怒って、怒りをぶちまける人。無事故・無違反なのでそれはおかしい。運転には自信がある。

などなど

 

もう自分を客観的に判断できなくなっていますので、こういう人はいくら説明しても受診日には理解していただけません。

 

もちろん、それはそれで結構ですが、法律的にそうなっている事を説明しても、ほぼ無駄になります。

 

家族がきている場合には、家族に向かって話しています。家族が我々と同じ立ち位置で運転をやめさせたいのであればいいのですが、そうでない場合は大変厄介です。

 

「この人が運転できなくなったら生活が成り立たない。どうしてくれるんですか?」と怒りの矛先をこちらに向けるご家族もいます。

 

ご家族には「車を運転して大きな事故をおこす確率が高くて、それでも運転して欲しい」ということですか?とまでは言えませんが、冷静でいられない人には説明しても余計にテンションがあがりますので、採血などもして総合的に判断しましょうと話しております。

 

最終的に、それで納得いかないのであれば違う医療機関で相談してはどうでしょうか?とも話します。

 

過去には当院受診が4ヶ所目だといった猛者もいました。
もちろん、その患者さんも許可できないと話しましたが、「あんたみたいなヤブ医者には見てもらわないで結構!」の捨てゼリフとともに息子さんとでていった患者さんもいました。

 

その患者さんの件で別の医療機関から情報提供の申し出もありましたが、その医療機関でも駄目だと言われたようです。

 

いずれにしても、高齢者の数も増えています。
免許証を保有し、かつ運転している人が多いのは事実ですが、そんな高齢者の悲惨な交通事故は増え続けています。

 

97.6%の合格率では、もう少し工夫が必要ということで間違いないと思われます。

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