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本日は「レカネマブ(レケンビ)」に続く新しい薬剤である「ドナネマブ(ケサンラ)」が11月20日に保険適用になったという新聞記事からです。
ちょうど1年前、エーザイから「レカネマブ(レケンビ)」が発売され、全国に少しずつ治療が始まってきました。
私の施設からも大学病院へ紹介し、1人ではありますが「レカネマブ(レケンビ)」の治療が行われていますが、同種薬剤である「ドナネマブ(ケサンラ)」の保険適用がきまり、体重50kgと仮定した患者さんの薬価が1年あたり308万円にきまりました。
「レカネマブ(レケンビ)」が同じく50kgの患者さんでは、298万円ですので、ほぼ同じ金額ということになります。
適応は、いわゆる境界領域にあたるMCI(軽度認知障害)といわれるところから軽度アルツハイマー型認知症ということで、これも「レカネマブ(レケンビ)」と同じ適応です。
また、高額な医療費が話題になっていますが、「高額療養費制度」がありますので、収入にもよりますが、年収156-370万円までの人でしたら年間14万4千円で使うことができまして、これも「レカネマブ(レケンビ)」と同じようになります。
大きな違いは
①
「レカネマブ(レケンビ)」が2週間に1回の点滴投与でしたが、「ドナネマブ(ケサンラ)」は4週間に1回となるので、患者本人だけでなく、ご家族の負担も軽減されると思います。
②
アミロイドベータの除去が確認できれば途中でやめることができる。
この2点が異なる点です。
このように1剤しかなかった治療薬が2剤に増えることで患者さんの選択肢が増えることは大変喜ばしいことですし、更にこの領域の診断・治療が活発になっていくことが期待され、多くのアルツハイマー型認知症患者さんの福音になればいいなと思うところです。
期待しています。
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