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本日は認知症予防にはお酒は飲まない方がいいというお話になります。
10月29日は「世界脳卒中デー」であり、10月を脳卒中月間と定めています。毎年、上記のように標語やポスターを作成して啓発活動を行っています。
実は今年大きな変化があったのです。それはポスターの中の「脳卒中予防の10か条」のお酒の項目の文言が変更になりました。
福岡県の久山町研究でも少量のお酒は脳梗塞の発症・再発に対して抑制的に働くので「酒は百薬の長」だと説明されてきました。 実際私も外来では、ビール500ml・日本酒1合・焼酎7/10合・ワイン120ml・ウイスキー/ブランデー60ml程度なら飲んでもいいですと長年にわたって患者さんに説明してきました。
ところが、そのデータも少しずつ異なる結果が出てきたのです。例えば認知症においては、アルコールは少ないほうが発症予防に効果的だということが以前からわかっていました。最近は脳卒中に対してもアルコールは少なければ少ない程、効果的だという論文が圧倒的に増えてきたのです。
その結果、今までの脳卒中予防の10か条では「アルコール
控え目は薬 過ぎれば毒」だったのですが、今年から「飲むならば
なるべく少なく アルコール」というように変更になりました。認知症だけでなく、脳卒中においても、なるべくアルコールは取らないほうがいいという文言に変更されたのです。
図らずも世の中においては「ノンアルコールドリンク」の種類が増え、味も改善され、シェアも急速に増やしています。また、ビール以外にもワインやカクテルなど、殆どのお酒に「ノンアルコールドリンク」が普及してきました。
もちろん、適度な飲酒はストレス軽減やリラックス効果を高めたり、仕事場での飲酒はcommunication効果の改善に大きな役割を持つという意味では大変大事なものだと考えます。
一方、過度な飲酒は肝機能障害・依存症のリスクだけでなく、今まで言われているようにがん・認知症・うつ・不安障害などのリスクが増大するだけでなく、従来はいい方向にはたらくと言われた脳卒中においてもマイナスに作用することも十分念頭に置く必要があります。
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