うちにおいでの80歳代の軽度の認知症の品のよいご婦人がいらっしゃいます。

 通院開始時期より少し活気がでて表情がよくなった感じなのですが、介護保険でせっかく介護度1をいただいたのですが、私や家族がday serviceに通うことを勧めるのですが、なかなか首を縦に振ってくれず困っていました。

 認知症の方は新しい環境に馴染めなかったり、新しい環境をいやがる傾向にありますので、積極的に外に出ていくことを勧めています。

 その患者さん曰く「先生~。私は箱入りババアですから、外にはいけないんですよ。家の中でじ~っつとしとくのが一番いいんですよ」と言われました。
 さすがに「箱入りババア」のフレーズは非常にユーモアにあふれていて、かつ今の状況を端的に説明しているなあと思い、大笑いしました。

 まあそれくらいのユーモアセンスを発揮できるレベルの患者さんなのですが、それでもday serviceに通うことは
 ①いい刺激になる
 ②生活のリズムができる
 ③家族がその時間を有効に使える
 ④フレシュな気持ちで家族が接することができる

 などのmeritも非常に多いので、私は勧めています。

 にしても「箱入りババア」というフレーズはチャーミングでユーモアにあふれていていいフレーズだと思いましたね。早速、どこかでまた使おうと思いました。