今日は認知症の最新研究報告です。
 
 認知症とうつ病はきってもきれない関係にあると思います。
 
 まず認知症の初期とうつ病の鑑別は非常に難しい。
 認知症だと思って治療しているのに、抑うつ症状がでたり、活気がなくなっていく現象がおこったりします。
 
 雑 誌:Psychological Medicine誌オンライン版(2012年11月9日号)
 
 要 約:うつ病はアルツハイマー型認知症(AD)の前駆症状である。
 超高齢者におけるうつ病発症は他の病因による認知症の前駆症状ではない可能性が示された。
 高齢期でのうつ病は年齢とともに低下した認知機能への懸念が積み重なって出現したもので、予測可能であるという。
 これまで高齢期うつ病が認知症のリスクとなるのか、あるいは認知症の前駆症状については不明なままであった。ドイツ・ボン大学のHeser K氏らがAgeCoDe研究の参加者(平均年齢81.2歳)を対象に調査した結果、著者は「うつ病の徴候と主観的記憶障害は、客観的な認識とは独立したADの予測因子である。臨床家はその点を考慮しなくてはならない」と結論している。
 
 言われる意味はよくわかりますし、理屈としては納得いくわけですが、恐らく逆の結果のような報告もいずれかでるものと思います。もう少し、結果をまってみたいです。