[[img(https://care.blogmura.com/ninchisyou/img/ninchisyou88_31.gif)]]
[https://care.blogmura.com/ninchisyou/ にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ(文字をクリック)]
ランキングに参加しています。クリックお願いいたします。
[https://care.blogmura.com/ninchisyou/ にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ(文字をクリック)]
ランキングに参加しています。クリックお願いいたします。
本日は興味深いアリセプトに関する論文を紹介します。
以前から外人には23mgでも効果があり、副作用でも目立って増加していないことが知られていた。日本でも23mgの治験が進行していて、どうもいい結果がでないのではないかと噂されていて、最近23mgは有効性と副作用の観点から、あまり推奨できないという結果にいたったという論文です。
23mgというと途方もない容量のように思っていましたが、落ち着くところに落ち着いたという感じが致します。
雑 誌:Journal of Alzheimer's disease(2016年3月11日)
報告者:認知症介護研究・研修東京センターの本間 昭先生
アリセプトは、軽度から高度のアルツハイマー病に対する治療薬として世界的に使用されている。
国際的研究では認知機能において、日本では最高容量10mgのアリセプトを23mg使用した方が有効であることを実証されている。
日本人高度ADにおいて、アリセプト23mg/日の効果が、アリセプト10mg/日を上回るかの検討を行った。
結 果:①アリセプト23mg切り替え群は、10mg群と比較して有意な差は認められなかった。
②アリセプト23mg切り替え群における一般的な有害事象は、食欲不振、嘔吐、下痢であった。
③安全性所見については、ドネペジルにおける既知の安全性プロファイルと共通だった。
結 論:著者らは「日本人高度AD患者において、アリセプト23mgへの切り替えは、10mg継続と比較して、有効性で優れているとは言えない。日本では、高度AD患者に対し、10mg/日が承認されていることを考えると、日本人の同患者に対してはアリセプト10mgが最適な用量であることを示唆している。
②アリセプト23mg切り替え群における一般的な有害事象は、食欲不振、嘔吐、下痢であった。
③安全性所見については、ドネペジルにおける既知の安全性プロファイルと共通だった。
結 論:著者らは「日本人高度AD患者において、アリセプト23mgへの切り替えは、10mg継続と比較して、有効性で優れているとは言えない。日本では、高度AD患者に対し、10mg/日が承認されていることを考えると、日本人の同患者に対してはアリセプト10mgが最適な用量であることを示唆している。
コメント