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今日は朝日新聞で大変興味深い記事がでていましたので、ご紹介いたしたいと存じます。

  桜美林大老年学総合研究所の鈴木隆雄所長らの認知症患者さんが徘徊したときの調査です。
2013年度中に認知症が疑われ警察に行方不明者届が出された1万322人のうち、死亡した3388人を含む776人の家族に調査票を郵送し、全項目で回答のあった204人分を分析した。

 発見されたのが行方不明になった当日なら82.5%が生存していた。
 翌日ならその日に発見された人の63.8%。
 3~4日目は計21.4%と低下。
 5日目以降の生存者はいなかった。
 
 亡くなった人の4割以上が程度の軽い認知症で、研究班は「軽度だからという先入観を持ってはならない」と警告している。
 徘徊中の高齢者の発見者は、家族や捜索関係者以外が半数を占めた。鈴木所長は「地域社会の協力が早期発見につながる」と話す。
 
 これは大変興味深いデータです。
当院でも多くは数時間でみつかるケースが大半ですが、やはり翌日とから更に翌日というのもあります。
短時間であれば、比較的近くですが、時間がたてばたつほど遠くでというのもあります。
一番遠くでみつかったケースは東京の田町でみつかったケースがあります。どうやって新幹線にのったか?また品川や東京駅ではなく、田町なのか不明なのですが、その人は3日目に見つかったケースでした。
 
時間がかかれば、遠くで更に死亡率も高くなるというデータは見逃せません。
地域ぐるみでの対策が必要で、大牟田市のような取り組みは大変必要だお感じる調査結果です。