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今までに何度か認知症についての映画の話を書きました。
今回はレビー小体型認知症の母親を描く映画です。

申し訳ありません。まだ見ておりません。

http://hanasuinu.com/(予告編が見られます)

 この映画は、国内外の映画祭で高く評価された熊谷まどか監督の初長編作品です。
自分の実体験を映画にしているようです。

 売れない女優と認知症の母が織り成す葛藤の日々を、独特のユーモアを交えながらつづったハートフルコメディ。43歳の売れない女優レイコのもとに、人気俳優になったかつての仲間・三田からの紹介で映画出演の仕事が舞い込む。しかし時を同じくして、母ユキエがレビー小体型認知症を発症し、昔の愛犬チロの幻視に悩まされるようになってしまう。レイコは女優として成功する最後のチャンスをつかむべく奮闘しながら、母との生活も両立させようと悪戦苦闘する。

 映画のリハーサルで演じる喜びを再確認しながら、私生活では娘の幻視を見るユキエのために、本物の娘を演じる。母娘の関係が少しずつ更新されていくところに面白さを感じる。

 これまでとの違いを受容しながら、意識的に家族の中の役割を演じようとすることは、介護の心構えの本質をついている作品に仕上がっているようです。

ややおもすればドキュメンタリーな映画が多かったわけですが、今回は実際の女優さんたちが演じた映画になっています。何より驚きは「つみきみほ」年を取っているです。
それとレビー小体型認知症患者役の田島令子の幻視の演技がナチュラルで、少し薄暗いところで見える様は抜群にお上手です。医療の監修が十分生きていると思いました。