本日は4月23日の読売新聞の記事からです。
当院の外来でも75歳以上の患者さんが免許切り替えの際に、かなり前もって教習所を予約しないと免許切り替えが行えないという苦情を聞いていました。中には車で1時間以上離れた教習所で認知機能検査をうけたという話しも聞きました。
そんな外来での話しが読売新聞の記事として掲載されました。
記事によりますと
認知機能検査予約から受験までの平均日数は56.4日だったようですが、奈良県では平均128.6日。埼玉県では102.3日というところもあり、熊本県で85日、長崎県73.3日ということです。
認知機能検査予約から受験までの平均日数は56.4日だったようですが、奈良県では平均128.6日。埼玉県では102.3日というところもあり、熊本県で85日、長崎県73.3日ということです。
この状況は、団塊の世代が一気に高齢者の仲間入りをする2025年までは悪化する一方です。
現在の75歳以上の世代より、今の75歳以下世代の運転免許保有率が高く、特に女性の保有率が高くなっている現況ですので、高齢者の数は増える。運転免許保有率も高くなるので、教習場での混雑は必至です。
現在の75歳以上の世代より、今の75歳以下世代の運転免許保有率が高く、特に女性の保有率が高くなっている現況ですので、高齢者の数は増える。運転免許保有率も高くなるので、教習場での混雑は必至です。
新たな教習状を作るというわけにもいきませんし、地域によっては教習場以外の場所に認知機能検査の場所を確保しないといけないことが予想されます。
もちろん免許証の自主返納は昨年42万人まで増加し、今後も自主返納の数は増えることが予想はできますが、それ以上に数が増える(いわゆる2025年問題)わけですので、大変な問題です。
効率的な稼働だけでも解決することはないと思われ、今後行政・警察庁では大変大きな問題となることが考えられます。