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2018年もこのブログが最後となりました。
今年も今回で52ネタ目です。きっちり毎週木曜日にupした計算になります。

ブログ自身もこれで395ネタで、71000人を越える訪問があっています。
この1年をしめくくるにあたり厚く御礼申しあげます。

さて本題へ。この話題です。認知症の簡易検査は擬陽性が大変多いというお話です。

表 題:Predictors of dementia misclassification when using brief cognitive assessments

雑 誌:Neurology : Clinical Practice(2018/11/28)

著 者:Dr.Janice Ranson(University of Exeter Medical School)

対 象:アメリカの70~110歳(平均82歳)の高齢者824人。

方 法:① 3~4時間かけて詳細に神経学的検査・血圧測定・DNAサンプル採取・うつ病スクリーニング・服薬歴・生活習慣・家族歴について評価した結果、約3人に1人が認知症と判定された。
② MMSEと記銘力スクリーニング(MIS)、動物の名前を思い出す記憶力テストの3つの簡易検査を実施して、前者の結果と比較した。

結 果:参加者の36%(301人)は、少なくとも一つの簡易検査で認知症と誤判定されていた。しかし、それぞれの簡易検査の誤判定率は14~21%とばらつきがみられ、全ての検査が誤判定だった患者は全体の2%に過ぎなかった。

まとめ:認知症の簡易検査はプライマリケアの現場で広く活用されているが、その診断精度は低い。

結 論:一般の診療現場で認知症を正確に診断するのは難しい。しかし、MMSEなどの簡易検査は、より詳細な検査の必要性を判断するために重要。

日本でよく行われているHDS-R・MMSEといった検査は認知症のスクリーニング検査として多くの医療機関にて実施されてえいますが、この検査のみ認知症の診断を行うことは大変難しく、いろんな検査を組み合わせて行うべきであるというないようです。

教科書的な話しではありますが、1/3以上で擬陽性が出ることについては、現在の検査のあり方の変更もしくは改定を考えないと行けないと思われます。

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